長夢メランコリー


最近の夢は、日常的なのが、つらい。

不眠症の頃や、睡眠障害に比べたら
はるかに健康的なんだけど・・・。

普段の生活では僕は努めて平穏に振る舞っているけど、
やっぱり辛い事はあるし、寂しいときも、八つ当たりしたいときだって
ある。でもそれをやると余計に悪くなるからやらない。努めて穏やかに。

そしてむしろ逆に、そういった感情の処理の仕方を知らない人達の
話を聞いてあげたり、苦しみのお裾分けを頂いたりする。それは
消耗するけど、悪いことではないし、僕だって助けてもらってるから
適度にすれば良いことだと想う。

・・・・・

でも夢の中では、ちがう。

嫌いな人はますます嫌いなことをしてくるのですから、この世から
消し去ってやろうと全力で反撃して、たいていクチャクチャになるまで
踏みつぶしてやる。

夢の中でもいちばん自然で、現実とかわらない人達は、
脇役と言っては失礼だけど、つかず離れず、ずっと一緒に
いるんだよなぁ。

忘れようとしていた人が登場すれば、好きだったという感情を
思い出してしまって、もう一度、という気持ちになってしまう。
その「ドキッ」とした感じは、思春期のころに感じてたモノと
なんら変わらない。

そんなふうに、感情を揺さぶる長い夜でした。

・・・・・

起きてみれば、現実の世界では
嫌いな人でも挨拶は欠かさないし、それなりに最善と思われる会話もします。
できれば好きになりたいからとおもうから、良い点も見つけてはそこを拾って
頑張って盛り上がってみせる。

好きな人が片思いなら、こちらの感情の揺さぶりもバランスを
崩せば相手にも迷惑になってしまうから、静かに見守る、という
愛情表現をずっと続けることになる。

そのことで自分が潰れないようにするには、両思いな人を
みつけたらいいね、などと妄想してみるけど、これは合意してくれる相手が
みつからないと成り立たないので「いつになったら」と、あせる気持ちも出てくる。

・・・・・

さて、現実に、こんな僕のモヤモヤに、直撃のアドバイスをしてくれる人もいる。
または、とくに何も話さなくても、ホッと肩の力を抜いてくれる人もいる。

それらの人たちは女性が多いが、男もいる。つまり異姓同姓関係なく、
人として居心地のいい人が、ほんの何人かいるのが僕の宝だ。


・・・・・

長い夢のわりには、起きたのは早い時間でなの、
この時間でもあいてるバーもあるし、焼き肉屋だってある。
仕事をしてもいいし、絵を描いてもいい。
朝焼けがキレイなので散歩に出てもイイし
そのまま温泉に行っても良い。

なにもかもが自由だ。そして自由すぎるのは良くないという気もしてきた。
選択肢がありすぎて、かえって難しい人生になっていまう。


だからいまは、
ちゃんとした彼女/妻がいてくれたら、その関係を大切にしようと再確認しつつ
もう一度、眠りたい。と想った。そしてまたどんな夢を見ても、起きたらそこには
大切な人がいるのだから、というのは、僕にとって絶対的な安心感なのである。


だから僕は、
寝むるのが恐くて、不眠症になったのかなぁ。とおもう。
by nopain-nogain | 2009-11-20 04:57 | 人間 | Comments(3)
Commented at 2009-11-20 12:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by もち at 2009-11-20 19:26 x
●2009-11-20 12:43さん
週末の連休は、いつものバーの人達と
団体温泉旅行です♪ついでにボジョレーも
いっぱい飲んできます(笑)

Commented at 2009-11-21 12:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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