表現者と消費者の違い
 
 
こうも違和感を感じる、他人とのコミュニケーションで、なにか
決定的に違うことがあるんじゃないか?とモヤモヤする日々だが、
人と話してて気が付いたことがある。


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出版(または経営)に関わる人間は、自分の発言に責任を
もっている!ということ。プライベートでも同じで、何かを話すときは
慎重に場を読んで、その発言が未来に及ぼす影響まで考えて、話す。

逆に、主観を勢いだけで発言する人。聞いてる人が不快になってるのに
気が付かず。自分で発言したことすら覚えておらず「言ってない」と言う人。


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上記だけだと、性格の問題のようにも考えられる。けど、決定的に違うのは
出版人は発言が印刷物になって残る。消費者の会話は残らない。ということ。


出版の経験が無い人が、ご自身の発言を「客観的に確認したい」とおもっ
たなら、日常の会話をスマホに録音してみるといい。録音は実際には
難しいので、録音してると想像してみるだけでもいい。

その発言を、あとで自分で聞くことができるか?
その発言を、自分の子供に聞かせられるのか!


僕はヒキコモリなので日常会話があまりない。その代替として文書を
描いたり、ネット上で文字で会話してる。すべては記録が残るので
つまりそのときの感情発言を、あとになって冷静に観ることが出来る。

このブログもずいぶん酷い発言があって、恥ずかしいので消したいとも
想うのだけど、自分への反省材料として出来るだけ残している。(ただし
誤解をあたえるような文章は、技術的に修正することはあります)
過去の記事を観て「こういうことは言ってはいけない」と反省できることが
いまの執筆活動に有効に働いてることは間違いない。

僕たちは、政治家や芸能人ほどじゃないにしても、常に「公の場での発言」を
意識してる。たとえ二人っきりの内輪話でも、公人として発言を考えてる。
そのうえで、笑いや勉強の要素を取り入れるように、編集しながら
しゃべってる。



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発言が残るか残らないか。そして
自分の発言を客観的に観る機会があるか、ないか。
そのあたりが、決定的に違いを生み出してる。






・・・あ。これ、コミュだけじゃないな。人格もそうかも。


 
by nopain-nogain | 2013-10-13 09:55 | 人間 | Comments(0)


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