シュレッダー顛末
 
 
金銭消費貸借契約証書などの書類を廃棄するとき、いままではハサミである程度
細かく刻んで、洗剤と糊の入った水に入れて、溶かして乾かして固まって、それで
捨てていた。自分の住所くらいなら個人情報漏れてもかまわないけど、他人の
肉印のある証書などは、スタンプ押して隠す、などというレベルの低い話しではない。


先日、書類の大整理を行っていたら証書や金利表や個人情報など、手で処理するには
ちょっとメンドクサイ廃棄量になった。なので、前から検討していたシュレッダーを購入した。
シュレッダーはなかなか優秀で細かく刻んでくれて、中レベルセキュリティ程度の
文章なら十分処理できる。個人情報ゼロレベル書類ならそのまま緩衝材として
商品発送に使ってる企業もあるね。俺は使わないけど。


そしてやはり高レベル書類は跡形もなく消したいという脅迫精神がややある。と
いうより、金銭トラブル時代の嫌な思い出を抹消したい、という気持ちの問題だと
思う。


シュレッダーで処理された紙切れは、形が統一されてて切り口もキレイで、なんとなく
ウットリしてしまう。こんなに細かく裁断された紙ならば、水で溶かして、少々の糊を
加えて、薄く均等にすいて、乾かせば、和紙になる!
と思って、さっそくやってみた。不格好だけど和紙が出来た。これに染料とか
赤い糸とか加えたら、けっこう色鮮やかな和紙ができそう、楽しそう。


それにしてもナゼか、シュレッダーが無い時と同じ事をやってるなぁ、というより
前よりもむしろ手間がかかってると思った。
by nopain-nogain | 2014-04-15 11:44 | 道具 | Comments(0)


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