先日の川越も昨日の森林公園も、猫がたくさんいるスポットを散歩したのに
たった一度も、指一本も猫に触ることができなかった。 ねこはたくさんいたし、若い女子たちは好きなだけ触っていたのに、である。 じつは少し前から気がついてた。むかしはあれほど猫が寄ってきた僕なのに 最近はパッタリと猫が寄ってこなくなった。理由はうすうすわかってる。 たぶん僕が、猫に頼らずとも元気に過ごせる精神状態になったからだとおもう。 うつ病で極度の人間不信になったとき、とにかく人間を避けて公園の端っことか 山奥や河原の人の来ないところで何時間もボーッと過ごしてた。そうするとたいてい 猫が寄ってきてヒザで寝た。人間不信な猫も何時間もかけて信頼関係を 築き、じょじょに距離を詰めて、ヒザで寝てた。 いま、公園で何時間も座ってることはしない。昔は拒食症だったからゴハンも トイレも行かず何時間でもじっとしていられたけど、いまはお腹も減るしトイレも 行く。自分の行動自体がすっかり変わったことを考えると、精神的にも物理的にも 猫とせっする機会はずいぶん減った。 「猫は気まぐれ」という人がいるが、そりゃあたりまえだ。自分の思った通りには ならないよ。猫は、人を見てる。人の状態をよく見てる。僕は、猫を撫でに行くのではなく、 猫が撫でてほしいと言ったら撫でてあげる。自分から距離は詰めず、猫がよって くるのを待つ。何時間でも昔は待った。でも今は5分と待たない。挨拶する程度。 ここ数年で人間関係が充実したからね。僕がそれを必要としなくなったのかもしれない。 でももともと猫が好きだし、いまでも撫でたりしたい。さいきん猫が寄ってこないのは 寂しいけど、自分から寄っていくことはしない。あくまで猫と気持ちが合った時だけ 遊びたい。 ・・・・・・当時の「猫寄せ力」は、すごかったな。 いまにも死にそうな僕を見かねて、猫が助けてくれたんだなと、ほんとうに よく分かる。 あの辛い病気から、よく立ち直ったと思う。
by nopain-nogain
| 2014-11-04 07:24
| 健康
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