接客業が楽しくなるにつれそういう意識が常にあった。文章を書くようになってから知った言葉「平易に叙す」がまさにピッタリ。似たような言葉がたくさんある中で、この言葉がダントツに好きな理由は、これ自体が読めないし理解し難い矛盾があるから。だからこそ強烈な教訓になってる。ある時期から僕の文章を読んで、真似したような文章を送ってくる人が増えてきた。それはつまり「この程度の文章なら自分にも書けそうだ」と思って書いてくるらしい。が、そんなに簡単にできるものではない。文体は似ていても内容が平坦なのだ。平易と平坦は違う。当初はこの一連の流れを不思議に思っていたのだが、それは僕が平易に叙せてるからだと、自身を持てる材料になった。
by nopain-nogain
| 2014-12-14 12:41
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