死んだお金の使い方
 

僕の人生で心から尊敬するたった3人のうちの最初のひとり、IY社長。
「それは死んだお金だね」というのが口癖だった。




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例えば出産間近の夫婦、良いカメラが欲しいが貯金がゼロの場合。

A夫妻はローン嫌いの現金主義で、数年貯金してからカメラを買う計画。出産は写メで我慢。
B夫妻はローンで一眼レフ買って、出産から子供の写真を撮った。

Aは貯金があるのに死んでるお金。
Bは借金してるけど生きてるお金。

たった数千円の金利差で、子供の写真を残せるかどうか。
これを「お金で時間を買う」とも呼んでる。


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マンションローンの話し。

築30年の時代遅れのマンションに月10万円の家賃を払う気になりますか?僕はもっといい物件を探します。

新築マンションを購入しも新築なのは最初だけで、すぐに10年20年の時代遅れ物件になるのに、ローン額は新築時と変わらない。それに30年前のマンションに住み続けている人を観ると人生に行き詰まったような人ばかりだ。口をそろえて「こんなはずじゃなかった」。



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商売人の場合。

マンション買うなら、そのお金で商売をやれば何倍にも増やせる。商売に必要なモノは借金してでも買う。その利益でお店とマンションの両方を所持できる。あとカメラも所持できる。



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それぞれの居場所

・携帯写メ家族Aと、一眼レフ家族Bの、それぞれの友だち関係や会話の内容を想像してみる。
・海外移住して新商売を考えてる人と、この先30年同じ部屋に住む人の、今と未来を想像してみる。




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なのになぜ、人に勧める?

結婚・マイホーム・出産した人を何百人も見ているが、みんな離婚や不倫や我慢やグチばかりで、羨ましいとおもえる幸せな家庭は数人しかいない。なのになぜ、僕に結婚や育児やマイホームを勧める?自分が達成できてない人ほど、他人に押し付けるのはなぜ?



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なんでこんな記事を書いたか。

ちょっと古い借金と延滞利息の計算をした。もっと早く返せば金利も抑えられたと反省するも・・・けど、当時はその現金を別の、もっと大切な事につかっていて、それで正解だったと。よい判断だったと、今になってなおさら。

マンションや家庭や商売のことは、関連ついでに書いた。しかし職業も資産もカメラも、そんなことはどうでもよくて、本質的に自分の人生をちゃんと楽しく生きてるか?ぼくはそこが大切だ。「この先老後まで同じマンションに住むのが幸せだ」というなら、それは幸せであろう。たが僕は違う価値観を持っている、たったシンプルなそれだけのことだ。



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時間やお金は所持することよりも、使い方のほうが何百倍も大切。
by nopain-nogain | 2015-06-13 01:14 | 仕事と勉強 | Comments(0)


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