一晩で30万円
飲みをおごってもらった。一晩で30万。


TTさんは17年くらい前の僕の教え子で、真剣で厳しく接した数少ない一人。それがいま社長として成功・安定し、ゴハンをおごってもらった。僕は数字を見てないのでだいたいの見積もりになるが、2人で30万くらいにはなってるだろう。

僕自身バブルな時期には高級旅館に泊まったり、または自分では行けないようなお店に招待してもらったりもした。でもある程度の金額を超えて増額しても、ほとんど「空価値費」なんだと知った。エンドユーザーならそれも満足だろうけど、僕は接客業経験者だから、お金を投じた接客力で満足することってあんまりない。だから「ちょと贅沢して」普段の10倍のお金だす遊びも一通り興味がなくなって、その予算なら海外行くし、安い店でも個性がある方が価値がある。

ところが、普段の100倍のお金を使ってみると、これが不思議な経験で。数千円・数万円の延長上ではなく、まったく別の感覚だった。

下品と知りつつも分かりやすいからお金のことを書いたけど、得られたのは成功した人のメンタルとかそこに集まる人たちの雰囲気とか、そこに加われない人たちの雰囲気とか。それらは普段ココに書いてるグチや理想とほぼ一致してるので、今回は詳しく書かない。

むかしは僕も「社長でお金持ちで自社ビル建設」を目指してた。しかしいつのまにか物理的な財産よりも、時間や人脈や達成感とかの概念的満足の方が好きになった。それらは無意識のうちに変化したことで、僕が単独で金持ちになるより、若手を育てる立場にいたほうがトータルとして自分の立ち位置として良いのかも。それは年取ったからではなく、今日のことは17年前の結果なのだから、もともと育成の立場にあったのかもしれない。

そしてもう一つ驚いたこと。少なく見積もっても10万20万とお会計が増えてるのに、まったく遠慮なく楽しんだ僕自身である。昔だったら不安・遠慮・緊張・劣等感で楽しみどころか苦痛だったかも。変わったなぁ。


じゃあ更に次のステップとして300万・3000万つかったらどうだろう?と想像したが、あまり変わらないだろうとおもう。そのあたりになるとこんどは物品じゃないと使いきれないから。



なんにしても、彼我共に苦労し支え合ってきた、いい人間関係が全てである。



by nopain-nogain | 2017-05-04 13:16 | 徒然(つれづれ) | Comments(0)


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