元ソ連の「グルジア共和国」は、なぜか僕の趣味や仕事で頻出することが多く、今日もグルジアの歴史と文化の勉強していた。そこで見たグルジアのお祭りのダンス動画がかっこよくて魅入ってしまった。
でも僕は団体で揃えるダンスは好きでなくて、じゃあなぜグルジアダンスが気に入ったのか考えたてら、いろいろ書きたくなった。 最初の目覚めはハッキリ覚えてる。小学生のときに見たブルースブラザーズ。 主役の黒2人ふくめ全員のダンスがあまりにバラバラなのに、なぜか「これこそ本物のダンスだ!」と感じた。その衝撃はいまでも心に残ってて、この映画はいつでも見れるようにFavoフォルダーに入ってる。 サタデーナイトフィーバーのこのシーンも。 同じ踊りを皆んな個性的に踊ってる。バラバラなのに一体感がある。もっとスゴいのは、密集してるのに隣の人とぶつからないこと。揃えるよりも難しいと思う。 最近見たアニメで、ついスクリーンショットを撮ってしまったダンスシーン。 なんか感動したエンディング。体固い人いるw。「日本のアニメもやるな」と思ったら、振り付けはヨーロッパのダンサーでした。あと技術的な面で、揃えれば100枚で済むところ、バラバラにしたら2800枚は描いたはず。 「揃える系のダンス」が好きじゃないのは、 ●「私たちすごく練習しました!褒めて褒めて!」がウザい。 ●練習と本番という観念と、本番が終わったらそれで終わりな感じ。 ●すこしでも崩れると意味を失う。失敗というレッテルを恐れてる。 ●揃えることにコダワリすぎて、動きや時間の流れの美しさがない。 ●どんなに上手でも、下手な人を基準にしなければならない。 ●あるいは、下手な人はグビ。 で、グルジアに戻ると、全体的な流れがキレイ。これは団体でやってるけど、一人で踊ってもキレイなんだと思う。一人ひとりに魂が入っている感じがする。あと楽しそう。お祭り終わっても朝まで踊ってたみたいだし。 つい最近まで戦争してたとか共産圏で娯楽がないとか「ウオッカ飲んで踊る」しかない歴史、そういう背景も大きいだろうな。 にしても何でグルジアに縁があるんだろう。そっちは謎。 追記: そういえば僕はミュージカル映画がどうしても観れなかった。勉強のためと思って有名作をなんど見ても途中で気分が悪くなる。じゃあどうしてブルースブラザーズやサタデーナイトフィーバーは何度も観るんだろう?って考えたら、今回の記事がまったくそのとおりだ。あと「出演者が役者か音楽家か」の違いが大きいかも。 特にブルースブラザーズは超々一流音楽家が出てる、これ以上豪華な映画ってないんじゃないかってくらい。サタデーの方は、脇役ダンサーがみんなプロらしい。トラボルタは役者だけど「実はダンス下手なことに気がついた」っていう内容の映画だから、それもピッタリ。 映画は虚実でいいけど、音楽は耳が動かないとダメだよね。 ・
by nopain-nogain
| 2017-05-09 05:01
| 映像・音楽・本
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