映画「リベンジャーズ・トラジティ」を観ました。 2002年、イギリス。17世紀の戯曲の現代風アレンジで、 恋人を殺された男の復讐劇。パッケージがトランス風でキレイ だったので借りました。 以下、感想です。 設定や考証をあえて外したドラッグムービー風、それは好きです。 衣装も飛んでて好きです。ストーリーは元が17世紀だけあって、 古典的で単純ですが悪くないです。 感想をまとめると、110分、観てるのが辛かった。何度も寝た。 でも、映画が悪いってワケじゃないんです。そんなこんなを 下記に記しました。 感想おわり♪ ・・・・・ 以下は、イギリス映画についての考証です。 ええと・・・ イギリス映画ってゆうのは独特のブラックコメディ文化が あってそれは相当イギリス文化が身に付いてないと「面白い」ことに 気が付けません。これはちょっと映画に詳しい人では定説で、 よく「英国ユーモア」とか表現されますね。 よくあるネタは、イギリスの超有名俳優が、ひどくくだらない役を 演じたりする自虐的ギャグ。テレンス・スタンプやアラン・リックマンとか の超重鎮がアメリカ映画でオカマの役をやったりすると「マジで!? なんでこんな役、引き受けるの?」って感じで笑えます。 でも、さすがプロだけにどんなにゲス役でも見事にしかも真面目に演じてて、 そのギャップが面白かったりします。マルコビッチ(米)もそうですね。 あと、わざと映像をチープに撮ったりします。「銀河ヒッチハイクガイド」とかは そういったチープさと間の悪さが楽しいです。日本での評判は悪いですが この映画ではそのくだらなさに笑えました^^。 で、この映画(リベンジ)もそういう「外し」があるみたいで、役者さんは イギリスでは第一線の人たちらしいんだけど、僕は知らない人ばかり だったので、残念ながらノレませんでした。 若かった頃はつまらなかったフランス映画も、いまでは好きです。 これは年を取り、経験を積むとわかるドラマが多いからです。 でも、イギリス映画は伝統ある歴史とか、役者の由緒とかが 身に付いてないと楽しめない、国民性のような性質のモノなのですね。 またそれは勉強で身に付く物でもないので、悔しい所です。 これからも機会があればイギリス映画も観ていきます。楽しめるか、 まったくノレないか、どちらかになると想いますが、 その未知の部分を楽しみたいと想います。 追記: 「あの名優が!?」系の映画は「プリシラ」や「マルコビッチの穴」、 「ギャラクシークエスト」なんかが有名ですね。全部イギリスじゃないけどw これらは普通に面白いのでオススメです。
by nopain-nogain
| 2008-01-24 15:17
| 映像・音楽・本
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Comments(2)
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