以前の「英国ユーモア」の記事から、ちょっとイギリスの作家文化についての 興味がモンモンとしていたので、ダグラス・アダムズをターゲットに して12時間ほど研究した。なぜ氏なのかは、たまたま、です。 アダムズは、作家時代に相当の苦難をしてやっぱり精神的に不安定にも なっていた。歴史に名を残す人で健康な人の割合は1割にも満たないですね、 勉強すればするほと、その率は確定していきます。 てゆうか、どちらかというと「普通の人」の視点から見て 「おかしな考え&行動をする人」じゃないと、人を動かすような作品はできない わけか。そうかんがえれば当然で、その「おかしな人」条件を今の時点で 僕がもっているのはこれ幸いです。たまたまなのか、自らそうしてきたのか・・・ アダムズは後半、会社を設立したりするけど、それは作家としてのひとつの材料であって、 こないだ書いた「二律背反」とは違うスタンスだな、と勉強になった。とはいっても そのスジのプロを雇っての経営なので、やっぱり亡くなるまで作家でしたね。 ・・・・・ アダムズでも再確認になったわけですが、 いろんな作家の生涯を研究してきて、僕が圧倒的に足りないのは外国の現地の 本物の空気、ですね。それは日本語が通じてしまう観光地じゃ絶対ないです。 本物の現地です。さらに言えば地元の人も近づかないようなディープな 場所や民族や純自然的なもの。 国内では昼も夜も活動して、政治家と宗教以外のほとんどの業種を経験してるので、 なおさら海外への必然性は感じますね。しかしこれには資金と時間という 問題があって、人生を借金からスタートしてる僕にとっては大きなハンディです。 とはいっても、国内の考証だけでパンクしてしまう僕にとって、 海外の数カ国だけじゃない、無限に近い情報を得たとしても、 またデレデレとまとめられずに、倒れてしまう可能性の方が高いかw ・・・・・ アダムズ作品はいくつか拝見しました。失礼を承知でいえば、ある程度 インテリジェンスがないと、どこで笑って良いのか気が付かないと想います。 前の記事で「英国ユーモアは自虐的」と書きましたが、そこで笑えるだけの インテリをもってして、ノーブルである誇りも楽しんでますね。英国人は。 「人間というのは、ある一定のレベルに達して、初めて自分の勉強不足に気付く」 の一文がとても印象に残りました。 ハリウッド・ストーリーやCGにそろそろ飽きてきた人にとっては、 『さようなら、いままで魚をありがとう』なんかがオススメかな。 ・・・・・ おまけ 「銀河ヒッチハイクガイド」TV版で主役をサポートする人。 いかにもイギリスマンですね~彼らのボケが面白いです^^ 銀河ヒッチハイクガイドは ・ラジオ版・・マニア向け(入手困難?) ・小説版・・・読書向け ・TV版・・・・英国風ジョーク ・映画版・・・アメリカ風ジョーク って感じです。 僕はTV版がオススメかな。これが一番くだらなくてw入りやすいと想う。 読書家でイマジネーションの豊富な人は小説ですね。
by nopain-nogain
| 2008-02-10 21:41
| 映像・音楽・本
|
Comments(0)
|
|
ファン申請 |
||