東京散策 上野の森美術館


予定では夕方、18時くらいかなぁ。
それくらいから出掛けるつもりだったけど、
なぜか早起きしたので1530のロマンスカーに
乗れちゃいました。

1630には東京駅に着いてしまって、さて
どうするか。まだ夜の店は始まってないし。

ということは、サクッと昼イベントに切り替えて、
悩んでる時間がモッタイナイので、美術館に行こう。
美術館なら上野だよね。上野は30年ぶりくらいじゃないかな。
大人に成長してから上野に来たのは初めて。

子供の時の上野駅の印象はまさに「空中都市」。
田舎から上京して2階建て(3階かな?)の
駅をみると、まさにSF未来都市のようだった。

今は下町と近代建築が入り混じった、それでも
雰囲気は残してるかな。猥雑感はイイ感じで残ってるよね。

・・・・・

駅周辺の案内板をみて、美術館の多さにビックリした。
おかげで飛び入りでも興味のある展覧ができそう。

歩き出す。

商店街のような通りが賑わってて引き寄せられたけど、
美術館もそんなに遅い時間までやってないからね。
さきに進む。

道すがら、それぞれの美術館の展示内容が見えてくる。
しかし知ってる名前といえば「阿修羅展」。
うーん、阿修羅はいくらか勉強済みだしなぁ・・・

そのほかは知らない名前ばかりだったので、
雰囲気で上野の森美術館に決定しました。

結果、とても良かった♪

いままでは興味がある人の個展が多かったけど
今回のはコレクターさんの収集品の展示。なので
いろんな人の作品が観られた。絵も立体も映像も。

・・・・・

で、
コレクターさんの趣味が自分に近いんだろうか、
すごく統一性がなくて、それでいて8割方は「おぉー」と
唸れる作品だった。ビッグネームも知らない人もいた。

あとからパンフレットを観たら、その収集コンセプトが
まさに自分の活動の悩める部分を直撃してるコメントで。
これは偶然なのか、神様からの告示なのか、なにか
臭いで引き寄せられたのか・・・

最近はどうしても作品よりも作家の活動の仕方とか
技術論にピントを合わせてしまうんだけど、
今回は作品そのものからインパクトを受けましたね。

無名と言っては失礼だけど、売れすぎて商業ベースになった
作品とはやはり違う、どうみても採算とか取れない、まさに
作りたいから作った作品が多かったです。斬新で、
まさにクリエイティブの固まりでした。



東京散策 上野の森美術館_d0002320_345964.jpg
写真をみて思い出した。そうだ。
雨の予報だったのに晴れてきたから
早く出掛けようと思ったんだ。


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特別急行ロマンスカー。

貧乏な頃は、超セレブであこがれなロマンスカーだったけど
今はお金で時間を買える感覚。この時間に勉強なり
休憩をすれば、またそれが創作意欲や売り上げに
つながる。そうすれば特急券分はすぐに回収できる。

限りある時間を少しでも有効に使いたい。という目的は、
解ってもらえるんだろうか。贅沢を演じたいんじゃなくて、
あくまで貧乏性の、少しでもどうにか。という魂胆。

今日はベテラン大塚康夫氏の本で演出技法を勉強。
「新人の宮崎(駿)くんは・・・」というくらいの大ベテラン。
僕が赤ちゃんでおねしょをしてるときに、大塚氏は第一線の
現場で頑張ってたんだよなぁ。なんか、くやしい(笑)


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駅から美術館までの道。
こんなに自然を残してるんだね。
都会でも。リラックスできる。


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さて、展示物はどうだろう?
この時は内容はまったく知らないので不安もあり、
でも過剰な期待もしてないので、気が楽。


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僕はいつも荷物が重い。
こういうクリップファイルとか本とかお泊まりセットを
持ち歩いてるから。重いけど、必要なときには
必ず役に立つもの。勉強に必要な物は常に持ち歩く。
「できません」とは言いたくないので、いつでもOkに準備しておく。


東京散策 上野の森美術館_d0002320_352351.jpg
観おわった。
良かった~
by nopain-nogain | 2009-06-07 02:55 | お出かけ | Comments(0)


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