何を持ってプロと定めるのか?
 
 
いちばん分かりやすいのはビリヤード。


僕はビリヤードを始めてすぐの頃に、ビギナー戦や中級戦に出ることを
禁止された。A級&プロ級のトーナメントだけに参加させられていた。
だから勝利経験が極端に少ない。

周りの人たちは3年とか10年とかやってても中級戦に出ていて、それなりに
勝ってお祝いしてる。その人達よりもはるかに上達が早かった僕が
優勝経験が少なく、たまに勝ったときもお祝いじゃなく、さらなる厳しい
アドバイスをもらった。

努力してない人が目立ってて、努力してる人が報われない感じがするけど、
それでも自分はその道が好きだった。レベルの低い所で勝つより、世界レベル
で負ける方が、きついけれど、自分にとっては楽しい。それで良かった。



・・・・・

ある趣味でも、コンテスト等への出場はできなかった。「あなたはプロだから」という
理由で。これが良く分からない。明確なプロの定義は無いし。僕と同じ年歴の人が
参加できて、僕が出来ないのは「僕が上手すぎるから」という理由なのだが、
つまり努力しすぎたから参加できない、適度に下手じゃないと参加できない、って
僕にとっては理不尽すぎる。

僕は何事にも一般の人に劣っていたので、努力してせめて追いつきたいと思って
飲みにも行かず女遊びもせず、ひたすら引きこもって努力してきたのだが、さて
いよいよ社会に復帰しようとしたら、いつのまにか追い越してしまって、優越感に
ひたることもなく、参加もさせてもらえないという冷たい仕打ち。それでいて
みんなに「教えて」と言われ、無償でノウハウを提供する・・・


同じ年齢世代の、おなじ趣味の人たちの集まりに参加して一緒に盛り上がりたい
のだけど、僕が入るとバランス悪くなってしまいそうだから、グッとこらえてガマン。
ひとつの小さいコミュニティのヒエラルキーが見えるから、ひっくり返してはいけない
と考えるのは考えすぎなのか?いや僕だったらそういう人がいたらぜひ参加して
欲しいと思うけど、でも普通はそうじゃない。それは解ってる。




ナゼ僕は、普通のレベルで普通に勝ったり負けたりできなくて、、普通にみんなと
喜怒哀楽ができないんだろう?いつも極端にダメ人間か、極端に上に行ってしまう。
by nopain-nogain | 2014-05-14 02:10 | 徒然(つれづれ) | Comments(0)


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