なんでもできる、までの道のり。
 
 
「なんでもできていいね」とみんなに言われ続け。



でもずっと、魚をキレイに食べることが出来ないことにコンプレックスを
持っていた。特にこれは母親の間違った教育の結果のトラウマなので、
精神的にも改善することが難しかった。

20代30代は貧乏だったので、焼き魚なんていう高級品は食べれなかったし。

しかし最近、精神的に余裕ができたので・・・
これは、コンプレックスをもった僕でもお付き合いしてくれる人たちとの信頼関係が、
僕の気持ちに余裕を持たせてくれたので・・・魚をキレイに食べる練習をしようという
気持ちになった。


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ここ一週間くらいで焼き魚を8尾食べた。店で食べたり、家で焼いたり。


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家で食べるときは、マナーは考えない。まずは魚がどういう構造になって
いるのかを研究する。食べるのではなく、解剖。魚の解剖図を観ながら。
もちろん食べるけど。


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エラの周辺の、変則的な骨。
捌き方によっても変わってくるだろう。

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母親に「皮を食べると死ぬ」と18年間教わってきたので
皮を食べることに生理的に恐怖感がある。いまこそ、そういった呪縛をいまこそ克服するのだ!
皮も頑張って食べた。これは食事じゃない。リハビリなのだ。


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物理的構造とある程度の分解技術が身に付いたので、
こんどは食事マナーを含めて、実戦と同じように食べてみる。
自分にしては、キレイに食べれるようになった。
口の中に入ってしまった骨は1本のみ。口から骨を出すやり方も、練習。


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これからも、さまざまな魚で研究を続ける。



特に有効な発見・・・ヘリのカリカリの部分は最後の方で食べることになるんだけど、
冷めてくると固くなって箸で切ることが難しくなるので、まず最初にちょっと切っておくと良い。
これは僕がいちばん苦手だった部分の、簡単な処理方法の発見だった。時系列を
いじるのだ。マナーにも反しない。これを教えてくれた人は、1人もいない。



あと2ヶ月とか、秋のサンマの季節には、平均レベルよりもキレイに食べられるように
なるだろう。マナーも良く。それまでひたすら練習だ。練習。練習。



・・・・・

「なんでもできて楽でイイね。」と言う人って、僕がこういう努力を、苦手を克服するために
辛い想いをしてるのを知らないだろうね。焼き魚も毎日食べてると、塩気がきつくなって
くるし、けっこう油も多いから胃もたれする。

でも、いま集中してやっておけば、人生後半が楽しくなる。
by nopain-nogain | 2014-06-30 18:52 | 飲む食べる | Comments(0)


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