マジックアワーのことに気がついたとき、モノクロ写真の意義も同時に理解した。 なんでも綺麗に見せてしまうマジックアワーの環境光に対して、そういった光の演出をなくすことで被写体そのもののディテールを素直に読めるのがモノクロだ。そうだそうだ。 いままでモノクロ写真の、自分なりの意義を見いだせないままで居た。古い被写体のときに古いモノクロという、単純なレトロ表現しか思いつかなかった。そういう感覚的な演出じゃなく、被写体の生の表現に論理的なモノクロの必要性があるということを、初めて気がついた。 そうすると、どうしても特に背景とのコントラストの問題が出てくるな、アングルを変えるか強い光源をつかうか・・・・・・そうか、そのためのカラーフィルターだ。モノクロなのにカラーフィルター。むかし持ってたデジカメにそういう機能があったな。モノクロなのにカラーフィルターが選べる奴が。ああ、そういう意味か。やっと解った。やばい、急に開いた! いま、気がつけて良かった。 もし見逃していたら、あと数年は・・・もしかしたら一生目覚めなかったかもしれない。
by nopain-nogain
| 2015-01-14 09:47
| カメラ・写真
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