個人情報 流出


インターネットでの個人情報の脆弱性についての統計と対策。



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寝れてるときに限って、変な起こされ方をする。
電話に出てみれば裏ビデオの売り込みでした。

ま、かつての同業者、僕のが先輩なので対応は楽。
名簿はどこから買ってるか聞いてみた。答えないよね、普通。
でもどこの名簿か、すぐに解った。

そのからくりをここに書いちゃいます。
恐怖の事実を参考にしてくださいw。

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僕は18のときから20年間、「名簿売買」の統計をしてます。
統計の方法は簡単です。

ファミレスのアンケート、レンタルビデオの入会証、銀行口座開設とか
自分の住所氏名を書くときに、暗号コードを付加しておくんです。
可能な限り。

たとえば本名が「田中次郎」だとしたら、
・銀行の申し込み証に「田中次郎」と、
・レンタルビデオなら「田中次郎」(レンジロウ)と
書くんです。

さらに住所のどこかに、記入した年月コードを付加します。
○○アパートC04 101号室 
Cが3月、04が2004年、を表してます。

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さて、出所不明なDMやら電話勧誘がくるのは日常茶飯事ですね。
そのときの名前が「銀治郎」なら、銀行からの流出とわかります。
A99なら1999年の1月に記入した住所です。

統計の結果、怪しいアンケートはもちろん、有名大企業でも銀行でも
名簿の流出または売買をしてることが確定できます。

今日の裏ビデオ勧誘の名義は、先週、あるビジネス誌の広告に
申し込んだときの名義です。速攻ですね(笑)。

こうして統計してると、世の中の現実を知ることができます。
20年前の偽名がいまだに出回ってたりして、笑えます。

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結論。

インターネットが普及してまだ10年足らず。
名簿の売買は20年以上前からの、当たり前にある「商売」。

けっきょく、インターネットは関係ないですね。

名簿売買は企業の大小に関わらず、すっかり根付いている商売なのです。
「ネットで何千人流出」なんてニュースは、商売人からすれば
何を今さら。なのです。

いつも言うことなのですが、ネットやコンピュータは「純粋な道具」です。
ミスや悪事を犯すのは常に「人間」です。

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おまけ。

偽名をつかうといろいろメリットがあります。
あやしい契約の時、本名じゃないので法的に圧倒的に有利です。
ってゆうか、本名じゃないとわかれば、業者側が簡単にあきらめます。
業者としては、名簿の入手先が表に出ては困りますからね(笑)。

ただし、
僕は自衛と知的好奇心のために偽名を使ったりしますが、
悪用してはいけません。悪用すれば、必ずしっぺ返しが来ます。

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世の中の本質を知った上で、怖がるなり、対策するなりしましょう。
インターネットは便利な道具です。人間の悪事を
道具のせいにしないでください。道具がカワイソウです。

自分の愚鈍を道具のせいにする人は
「知的生命体」と名乗ることをやめて頂きたい!

さもなくば、もっと事実を勉強しましょう。
政治や、犯罪や、ネットや、戦争を非難する時間があったら
もっと身近に発生している事実を勉強しましょう。
by nopain-nogain | 2008-06-27 09:44 | 徒然(つれづれ) | Comments(0)


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