他者の作品を観てしまうと、作風が似てしまったり 刺激を受けて眠れなくなったりするので、そういう危険の あるモノはあまり観ないようにしてる。オリジナリティを保つには 縦の上向きの勉強はしても、横向き下向きの見聞はしないほうがいい。 10年30年後に効いてくる勉強。目先の勉強ならしないほうがいい。 これ重要。 けど、今夜ヒマだったのでネット徘徊してたら先日の作家会の 人たちの作品に当たってしまった。ま、興味もあったので サーッと観た、感想。 正直、ホッとした。 そして、やっぱり俺はやりすぎ。 ・・・・・ 普通の作家さんはたいていどっかの組織に専属してる。 その母体組織が、マーケティング→企画→採算判断→関係会社取付→ 出資→【作家が書く】→チェック→資材確保→製本・製造→市場確保→ 在庫管理→クレーム&法務対策→収支決算→利益分配、ってなる。 さらに些末な業務も含めれば項目だけでも本が一冊書けてしまう。 自分の作品を任せられるノウハウと流通と市場を十分確保してる母体を 利用するとどれほど楽なのか、ネット上から一瞬で読み取れた。 たぶん普通ほとんどの作家さんはどこかの組織に属するので、 純粋に【書く】だけをすればイイ。 ・・・・・ ウチは、上記を全部独りでやってる。 その全てを各国市場に合わせてアレンジ。 そして人材の管理、育成。そして家事も。 若手はパワーがあって羨ましい、って想ったけど、 少なく見積もっても一番パワフルなのは俺だなぁ。 特に金策と法務は作家活動とは比べものにならない くらい消耗激しいしな。そしてどの行程でもワンミスで信用を 失うリスクと利害関係はずーっと何年も綱渡りをしてる緊張感。 作家は仕事のひとつで、職種は経営者なのだよ。 ということを思い出した。なんか忘れてた。 経営者にしてもイロイロやりすぎ。 つか、全部含めて「趣味」でやってるんだよなぁ。 ・・・・・ とゆーわけで 職種は好きずきだけど、純粋にパワーだけを比べたら 若いモンにもまだまだ負けてないな、というか、 若手でさえヒイヒイしてるのに、 生きてるだけでもスゴイや。 もちょっと楽してもいいだろう。 と、なんだかとてもホッとした。 ・・・・・ 若手は頑張れ~! そして自分の作品だけでなく、その原材料生産国の人たちの生活から、 消費された作品が地球にあたえる影響まで考えるようになってくれ。 できれば、そこまで責任をもって取り組んで欲しい。 俺はちょっと楽するよ~(゚ー゚*)
by nopain-nogain
| 2008-09-29 22:20
| 仕事と勉強
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