映像視覚技術勉強会  



熱=37.5度 サボりブログ

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イングリッドバーグマンを初めて観たのは
カサブランカです。中学生のときです。

ハリウッド的美人に見慣れていたので
ヨーロッパのそんなに昔に、こういう美人が
いるとは、、、驚いて死ぬかと思いました。


・・・・・

ここからはとても観られたモノではないのでみてはいけません。

ここからはとても観られたモノではないのでみてはいけません。

ここからはとても観られたモノではないのでみてはいけません。

みてはいけません。

みてはいけません。

みてはいけません。





機材の技術が上がると、だれにでもちょっとした映像を
作れてしまうのですが、そこで発生する問題は大きくなってると
思ってます。映画の感想で、酷評することが多いのもこの点です。

どういうことかといいますと、映像というのは原則とか
暗黙のルールというものがあって絵を作る前にそういう
お勉強をするのが必要なのです。昔ならそういう手順を
踏まないと映像をつくるという大規模作業には進めなかった
のですが、

いまではPCさえあれば誰でも絵図くりが出来てしまいます。
自分勝手に絵づくりをして自分個人で楽しむのは構わないのですが、
それを人に見せたり、映画だのにしてしまうとどうなるか。




サボり時間を利用して、
つくってはいけない画像をつくってみました。


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ひどい絵ですね。これは。
解りやすさの為にあえて酷い画像を載せました。

僕はコレを観ても視点が合わず上下します。
どんなに観ようとしても疲れるだけで、静止画として
直視できません。


観てのとおり(観れるならw)目と口をコピーしただけの、だれでもできる加工です。
だれでもできるし視覚効果としては絶大だけれけど、
あまり観たことがないのは、これはやってはいけないコトだからです。


最近の、技術だけに頼った映画こういう気持ち悪さを含んでます。
絵作りの勉強をはじめれば、それは誰もが敏感に感じると思います。
この画像のように何が何でも見てる人の感情を揺さぶる、というのは
それは映像効果ではなく、だたのタブーです。

ダメな作家ほど、こういう視覚効果に頼ります。
勉強不足なのでタブーの境界線がわかってません。

良質な作家は視覚に頼らなくても脚本の段階で
ゾクッとさせることができます。だから技術は必要ないのです。
もちろん実力もありますから技術自体は持っています。


僕が最近のCGやワイヤーを酷評するのは、まさにこの点です。
やらないほうがイイから今まではやらなかっただけで(そういう良識があった)
いまコレをやりだしても斬新でもなければ最新でもないのです。
稚拙だからやらなかったんです。

その上「ワイヤーのないアクションは物足りない」と言う人が増えて来てるのは
将来的に問題があると思ってます。これはサブリミナルやパカパカが法的に
禁止されたと同様に、人の性格を良くない方向に歪ませるかも知れません。

それのなにが問題かというと、映画や接客業を通して多くの人と接してきて、
ワイヤー系が好きな人は、人の痛みがわからない、自分の期待通りに
進まないコトは受け入れない傾向があると観れます。かなりの確立です。

それはワイヤー系映画は勧善懲悪・暴力で正義が勝つ・理不尽でもハッピーエンド。
という主人公視点に偏ったストーリーが多いからだと推測してます。
またこのタイプの人達は「カサブランカ」のような映画を観てると
イライラするのも特徴です。他人の立場になって物を考えることが
できないようです。

「カサブランカ」のように、登場人物の誰もが悪人でも正義でもなく
それそれの立場で苦悩しながら生きていく、という「自分もつらいけど
相手も辛いんだよ」という、映画ならではの俯瞰的描写があれば、
人生は思ったとおりにいかない、だからこそ大切にしよう。
見終わったあとにそういう感性が育まれる映画は素晴らしいと
思うのですが。いまは受けませんね。


これもいつものセリフですが「最新技術」「ハイテクCG」だの、テキトウに
ワケのわからないことを宣伝すれば売れてしまうので(どうも理解できないコトほど
最新、という気配がある)そうやって儲けるのは商業としては納得もしますが、
視聴者も作家も下劣な技術に汚染されてしまって本質的な視覚文化への
キッカケさえも失っているのは、ネットで引きこもりになってる人と同等の
危険性があると感じてます。ヴァーチャルだけで、本物を知らないのです。




まとまってないけど、サボりにしては疲れてきたので、終わりです(笑)。
by nopain-nogain | 2009-06-30 01:00 | 映像・音楽・本 | Comments(0)


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